47都道府県の中で現在、唯一私鉄のない県 宮崎県。
そんな宮崎県にも2008年までは三セクの高千穂鉄道があったのです。
その廃線跡を利用した高千穂あまてらす鉄道に行ってきた！
国鉄高千穂線からJR九州を経て三セクの高千穂鉄道となりましたが
元々国鉄高森線、現在の南阿蘇鉄道高森線とつながる予定だったとか。
結局、繋がることもなく高千穂鉄道は廃線、
そして廃線の理由も台風の被害復旧を
県や沿線自治体に断られてと不遇としか言いようのない路線。
そんな廃線跡をディーゼルエンジンのカートを
走らせ利用しているのが
高千穂あまてらす鉄道なのだ！
高千穂あまてらす鉄道に乗るには
以前の高千穂駅にアクセスしなければいけないのですが
鉄道が廃線になるような場所です。
公共交通機関の本数に関してはお察し下さい。
ここは乗る便の事前予約ができません。
終了間近に行くと乗れない可能性があるのでご注意を！
第3便が行ったすぐあとぐらいに到着したので
次の便は30分後か～ちょっとあるなと思ったらもう満席でした・・・
というわけでさらに次の便ということで１時間ぐらいあるので
近くの”トンネルの駅“へ行ってみた！
近くとは行っても2km以上で山ですが。
ここは”ひむかのくろうま”で有名な
麦焼酎の神楽酒造の
経営する土産物屋兼トンネル貯蔵庫。
そうです、ここは高千穂線と高森線を結ぶはずだった
未成線部のトンネルを再利用した場所なのです！
その縁か高千穂鉄道で使用されていた”たかちほ号”がここに展示されています。
御食事処としても利用されていたようです。
ということはこの座席は当時のものではないのかな？
サロンみたいな座席もあるしね？
写真を見ればわかる通り、この”たかちほ号”は中に入れます。
しかもクーラーが利いていて夏の炎天下ではまさに天国！
こういうサービスが行き届いてる感じは好感度大ですね！
あとお召し機にも使用されたという8620形蒸気機関車が展示されています。
コチラはあまり近くに行くこともできないように展示されています。
ちょっと残念・・・
展示されているのか、放置されいるのかよくわからない
古そうな消防車がありました。
トンネル貯蔵庫は見学ができます。
列車が走ることのなかったトンネルに思いを馳せながら見学してはどうでしょうか？
ちなみにここは無料です。無料で見学できます。
所変わって高千穂駅。少し早めに戻って駅構内の見学です！
なんと車両整備場の中まで開放されています！
静態保存されている車両、向かって右の車両には入ることができました。
ちなみにクーラーは利いてませんwww
整備用ピットコーナーと称して
ヘルメットを被ればなんと！
車両を下から見ることができるのです！！
あと資料室のようなところもありました。
そして待ってましたのグランド・スーパーカート！
・・・ん！？ロングシートなの？？
ここでちょっとテンションが下がる下がる・・・
ロングシートなので写真が撮りづらいし、景色も見づらい。
なんでロングシートにした？まさに人をさばくためだけの車両・・・
なんか1300円払ってコレはどうなのよ～？
トンネル内ではイルミネーションが！
・・・ってちょっと待て！これ車両が輝らしてるから
後ろの方に座ってる自分にはほとんど見えないんですけど！
なんでこんな中途半端なことしてんの？？？？
これを思うと錦川鉄道の先のとことこトレインはよくできてたな。
未成線部を電気自動車で走るとことこトレインに乗った記事はコチラ！
そして列車はあまのいわと駅を通過・・・
えっ？徐行もせずに通過しちゃうの！？
駅名標とか写真とれないよ～
そしてウリの高千穂橋梁！
かつて日本一高い鉄道橋として君臨していた橋梁である。
でも風の強い日はここまで来れないらしいです。
ここから先は町が違うとかで管轄が変わるので進めないそうです。
宮崎って”どげんかせんといかん”とかいう割に
あんまりどうにかしようとしないのはもう諦めているからなの？
高千穂橋梁まで行ったあとは折り返すだけ。
う～ん、もうちょっと距離があると思ってたんだけどけっこう短いかな？
写真は以前使用されていたカート。
コチラの方が座席が低い位置にあるので臨場感があったとかなんとか・・・
人気があるらしいし、悪くはないんだろうけど
他にもっと良いところを体験してるので相対的にあらが目立つ感じ？
こんな交通の便の悪いところへまた来たいかと問われれば
“勘弁してください”と答えてしまうだろう。
リピート客を呼ぶ工夫がないと厳しいかもね？
高千穂鉄道の車両の運転体験ができる！
っていうのもあるらしいし、当面は大丈夫か！？
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